2009年6月27日(土)
【ＵＰ】
すで長団
今日は
《鬼の編集》
昨日は
《団長になぜ彼女ができないか？》
の討論がボヤくらいで盛り上がりましたが
たまに気晴らしで、ネットで海外のニュースを見ます
みなさまは
「ＵＰ」
という映画を知ってますか？
「ウォーリー」とかで有名なディズニー・ピクサー社の作品です。
邦題は「カールじいさんの空飛ぶ家」
いま話題の３Ｄです。
アメリカでは今年の５月に公開され、日本では１２月に公開予定です
内容はディズニーらしく
風船のセールスマンをしている７８歳のおじいさんが主人公。彼の夢は風船で自分の家を浮かばせ、大空を舞うこと。夢を実現させ、孫と一緒に大空を飛ぶ。
そんなどこにでもある、大人はあくびをしてしまう映画です。
しかし。
子供たちはそこに自分の夢を重ねることができます。
６月１８日の英語ニュース情報ソース「Ocregister」に
１０歳のあどけない少女が笑う写真があります。
コールディちゃん。
ロサンゼルス、ハンチングトンビーチに住むこの少女は、２００５年に導管系の癌におかされました。
彼女は今年の４月にこの「ＵＰ」の予告編に出会います。
「ママ、パパ、この映画をみんなで映画館で見ようね」
一本の映画が彼女に小さい夢を与えました。
しかし。
病魔はその小さな夢すら奪うのです。
公開の数日前。
病状は悪化。
彼女は動くことすらままならなくなります。
両親は、ベッドで苦しむ彼女のために
「なんとか「ＵＰ」を」
ピクサーに電話をして、事情を話すと、
ピクサーのスタッフが
「それならば、今から病院にＤＶＤを持っていきます」
母親が
「「ＵＰ」がもうすぐ来るよ。もうすこし頑張れるかな？」
コールディちゃんは荒い息の下
ゆっくりと
今にも消え入りそうな声で
それでいて
力強く
「もう天国に行く準備はできてるんだ。
いつでも天国に行けるんだ。
でも、待ってるよ」
正午。
ピクサーのスタッフが病院に到着。
その手には
世界で一つだけのＤＶＤ
と
数々のグッズが
母親が枕元にグッズを並べます。
コールディちゃんは痛みで目をあけられません。もはや、息も絶え絶えで、ＤＶＤを見ることもできません。
母親は、ベッドに横たわる小さな彼女のそばに座り、画面の中で賑やかに走り回るキャラクター達を
丁寧に
優しく
一つ一つ
コールディちゃんに説明しました。
コールディちゃんは
かすかに笑い
かすかに泣き
母親はその姿を見ると
言葉につまり
つまりながらも
コールディちゃんをはげましながら
物語は佳境を迎えます。
画面でおじいさんの夢が叶うとき
病室で少女の小さな夢が叶いました。
それから九時間後
夜９時２０分
人々が明日への想いを馳せるときに
新しい夢が花開くとき
コールディちゃんは両親に見守られて
映画の余韻を残しながら
天国に旅立ちました。
コールディちゃんの母親はピクサーのスタッフがくれたグッズの中にあるノートを見つめて言います。
「このノートに、彼女の冒険を書き留めておきます。すぐにいっぱいになるだろうけど」
長く書きました。
映画とラジオ番組。
ま、格も内容も全然違うけどさ
でも
作る側
見る側
たくさんの人々の夢がつまっています
最近はそれを感じることが多いです
月光団も
一人でも多くの人々に
夢を
与えられるように
がんばります
さてと
鬼の編集に
相対しますか
《明日の団長》
１０時
団長２４ 淵野辺駅スタート
１６時
番組
6/2719:58
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