1/1ページ目 ねぇ、こんなこと本当にあると思う? 「…んっ……」 目を開けると、朝日が差し込んできた。 その眩しさに目を閉じる。 もう朝なんだ… うっすらと瞳を開ければ、目の前に光がいた。 ……光? あれ、なんか変。 光にしては少し細っこく、男らしさが無いような気がする。 「光、光…起きて」 光を力の限り揺さぶる。 んもぅ、早く起きてよ!! 「…光、愛してる」 とびっきり甘い声で囁けば、案の定、光は目を覚ました。 そして僕に抱きついてくる。 「ちょ、光っ…」 「……あれ、馨の声って…?」 あーぁ、やっぱり。 僕の声にしてはちょっぴり低いよね。 光が不思議そうに首を傾げる。 「どういう………ッ!!」 立ち上がろうとした光が、急にしゃがみ込む。 目をギュッとつむり、何かに堪えているようだった。 「ど、どうしたの!?」 「こ、腰が…痛い…」 ……まさか、だよね。 昨日、確かにエッチはした。 けど、それなら腰が痛いのは僕のはずで… 「光、大丈夫?」 「うぅ、痛い、よ」 あぁ、やっぱり。 これで確信がもてた。 僕たち、入れ代わってる… 「光、僕たち…」 「入れ代わってるよね」 どうやら光も気づいたみたい。 それにしたって神様、僕らを入れかえるなんてどういうつもり? 端からみたら分かんないじゃん。 ちらりと光の方を見る。 自分の顔と喋ったりとか、嫌だな… 「ねぇ、どうしよう?」 光が聞いてくるけど、そんなん答えられない。 だって僕らが入れ代わったって変わることなどちょっとしかない。 そこまで… …… 「光、いいこと思いついた」 光の顔がパァァと明るくなる。 そんな光にニヤリと笑いかける。 「光、エッチしよっか…?」 END [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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