Short Story

もうその笑顔をくれないの?
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置いていかないで…










今日は久しぶりに光とハルヒと僕で遊びに行くことになった。


ハルヒと三人で遊びにいかない?


そう僕が言った時の光の嬉しそうな顔。

正直、きつかった。

嫌な予感もする。


それは不運にも、しかしやはりというように当たった。


僕達が行くのに選んだ場所はお城だった。

それも螺旋階段のようなものを大量に登った後につけるようなお城。



当然、ハルヒにはきついだろう。


だからハルヒが内側、光が真ん中、僕が外側になった。



そりゃそうだ、ハルヒは女の子なんだもん。



仕方ない。



けど…




「ハルヒは内側行ってよー、当たり前でしょ、一応女の子なんだから」


笑いながらそう言った光の笑顔が忘れられない。



前まではそこは僕の場所だったでしょ?
優しい笑顔で僕に内側を譲ってくれたでしょ?
それをハルヒが内側なのが


当たり前。




無性に悲しくて、寂しくて、感情が抑えられそうに無かった。


だからこっそり二人から抜け出した。

ね、お兄ちゃん思いでしょ?







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