1/1ページ目 「う…か、お…るッ」 「ひかるぅ…ッ、ひッかる…」 僕らは今までにないほど抱き合っていた。 いつもは、どちらか一人が泣いているだけだったが、今日は二人が泣いている。 明日、馨が結婚してしまう。 馨はいきなり知らない女に会わされて、婚約されられてしまった。 馨はいきなりのことに猛反対したが、母さんは受け入れてくれなかった。 向こうが衣類関係で有名な会社だからだろう。 「かお、る…ッ…う…」 「光、ひかるーーッ!!」 馨の腕がよりいっそう、震える。 その震えを抑えるように、僕も馨を抱きしめるうでを強くする。 「いや、だよ…。僕…光といたい!! …ぅ、やだ…よぉ」 「馨……、かお、る」 馨は向こうの家に行ってしまう。 そんな馨にかける言葉が思いつかなくて、ただ名前を呼び続ける。 「光、ひかる…、キスして…、ん!!」 馨にくらいつくようにキスをする。 悲しくて、胸が痛くて、どうしようもなかった……。 「ん…、ひかる、光ー!!!」 キスを止めると、馨はまた泣き出す。 涙がかれるなんてことは、全くなかった。 「光……、抱いて」 馨が小さく言う。そんな馨が壊れそうで、そんな馨を見たくなくて、馨を押し倒し、胸に顔をうめた。 ――――――――――――500を踏んでくれたpami様へ 切な…すぎですね。 甘さが足りないかも… ご勘弁を!! [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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