ガーデニングの殺虫殺菌剤について


◆大切な花や野菜を病虫害から守りましょう

春から夏にかけてガーデニング愛好家の一番の悩みといえば、やはり病虫被害でしょうか。アブラムシやハダニが大量発生してギャ〜!とか、うどんこ病や灰色かび病で大切な花や野菜がピンチ!などなど。
このコーナーでは、比較的手に入りやすい病虫害用の代表的な薬剤をご紹介します。園芸ショップ、ホームセンター、ドラッグストア、ネットで購入できます。

◆殺菌剤

○うどんこ病、黒星病、灰色かび病など植物の病原菌全般の殺菌
サプロール乳剤 ベンレート水和剤 ダコニール1000
※水で薄めて直接散布します。ベンレートは水に溶かして使います。薬剤が花にかからないように注意。

◆害虫駆除剤

○ハダニ、サビダニ、アブラムシ、カメムシ、ヨトウムシ、ケムシ、アザミウマなど害虫全般の駆除
マラソン乳剤 スミチオン乳剤 木酢液 ダニ太郎(ハダニ駆除剤)
※水で薄めて直接散布します。ハダニ駆除の場合は、特に葉の裏側にも散布してください。薬剤が花にかからないように注意。ハダニは水に弱いので定期的に水をかけて流すだけでも駆除できます。
ダニ太郎はハダニ専用の駆除剤です。

○アブラムシ、ヨトウムシ、アザミウマ、オンシツコナジラミなどの駆除と害虫予防
オルトラン粒剤
※適量を土に混ぜておきます。植え付け時に土に混ぜこんでおくと効果的。植物が薬剤を吸い上げることで葉につく害虫を駆除します。
なお、オルトランDXは毒性が強いネオニコチノイド系の農薬なので、特に野菜やフルーツには使用しないでください。

○コガネムシの幼虫、ネキリムシ、タネバエ、ケラなど土の中の害虫駆除
ダイアジノン粒剤3 カルホス粉剤
※ばらまくのではなく、5〜10cmほどの深さの穴を掘って埋めるように混ぜこんでおきます。

○ネキリムシ、ダンゴムシ、ヨトウムシ、ハスモンヨトウなどの駆除
デナポン5%ベイト デナポン粒剤5
※植物の根もとにばらまいておきます。

◆液体薬剤はどのくらい薄めたらいい?

添付の説明書に水で薄める分量が書いてありますのでよく読んでください。薬剤が濃すぎると植物を枯らしたり、時に人体に悪影響を及ぼすこともあるので、説明書に書いてある分量を守ってくださいね。
薬剤によって薄める分量が違いますが、たいてい1000倍からの4000倍の範囲で散布します。市販の木酢液の場合は200倍〜500倍に薄めて散布します。
例えばアブラムシやハダニ駆除のマラソン乳剤だと、1リットルの水に1ccを混ぜると1000倍の水溶液になります。

とはいうものの、1ccがどのくらいなのか分かりませんよね。薬剤1cc(1ml)はだいたい20滴くらいだそうです。
ペットボトルのキャップ1杯が約5ccです。
5リットルの水に、ペットボトルのキャップ1杯の薬を混ぜると1000倍の薬剤ができます。濃すぎるなと思ったら水を増やしてください。多少、薄くなっても効果は落ちません。

100円ショップのコスメコーナーなどでスポイトが売ってますので、ひとつあったら便利ですよ。

◆そのまま使える総合殺虫殺菌剤

薬剤を作るのが面倒な時や、広範囲に散布するのでないのなら、そのままスプレーするだけでOKという手軽な総合殺虫殺菌剤が売っています。例えば、住友化学園芸のベニカXスプレーなどです。そういったものを利用されるといいでしょう。
ただし、コスト面でどうしても割高になってしまいます。管理人としては、病気と害虫の薬剤を別々に買っておいて、それぞれを散布する方がはるかに効果が高いし、コスト的にもお得ではないかと思います。

ちなみに、管理人はこういったスプレー薬剤を買って使い終わった後、そのボトルを、自分で薄めて作った薬剤の散布に使っています。

薬剤を散布する時は必ずマスクをつけて、作業後はよく手を洗ってくださいね。

※参考記事
我が家の掃討作戦🌺ガーデニング篇



※画像(上)/バラ「かがやき」 バラ(かがやき)













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